完全なるマッサンロスから、荒療治的に「まれ」を見て立ち直ろうとしています。


その一方で…
松田龍平の『御法度』→大河ドラマ「新選組!」「新選組!!」→「龍馬伝」→「坂の上の雲」の流れで歴史モノに開眼。

 高校の日本史履修がうやむやになった世代なので全くと言っていいほど知らなかったのですが、
社会人になってからとある仕事で歴史モノに触れる機会があって一から勉強をし、
その積みたてホヤホヤの遺産を活かしつつ、
今、思い出したようにどっぷり勉強を楽しんでおります。

(ミュージカルはレミゼとエリザベートまで少し時間あるし…)


「新選組!」の桂小五郎は、糸井重里曰く“テニスボーイ”(この表現には衝撃を受けた)な石黒賢であまり惹かれなかったものの、
「龍馬伝」の谷原章介でやられ、「組!」では声の出演だけだった高杉晋作が伊勢谷友介だったことにやられ(違)、
「えっ、長州って、カッコいいじゃん?」という、福島県民が聞いたら確実に怒るであろう安直な思いに至り、
今日この頃ではまんまと「花燃ゆ」を視聴しています。

本当なら「新選組!」の流れで「八重の桜」に行くべきなのでしょうけれど。


歴史って面白いですね。

会津が親幕だったことにも、長州が朝廷寄りだったことにもきちんと理由があって、
それがすべて幕末から明治維新へと繋がっていて。

「坂の上の雲」を見ていたら、明治は現代に繋がっていて…。

少しずつ勉強をし、不定期ではありながら、「花燃ゆ」の感想なども書いていけたらと思っています。


取りあえずは自分の備忘録として、 Twitterに上げていた「花燃ゆ」感想をまとめて。

司馬遼太郎の『世に棲む日日』を読んだ上で、第9話「高杉晋作、参上!」から見ています。



*「花燃ゆ」感想まとめ*

3/25
◎第9話「高杉晋作、参上!」

新選組!が良かったのは、源さんが言ってたように、牧歌的な前半があったから後半の辛い流れが際立ったという点。
も、このイケメン松下村塾パラダイスの男氏たちが、いかに過激化していくのか見もの。その落差を愛着を持って見たいので、今のラブコメ感もしっかり楽しんでおきたいです


3/27
10話(※9話の誤り)。高杉晋作はなんで「学問がしたい!」と思ったのかしら。なんか松陰って面白い→この人ともっと面白い議論したい→そのためには勉強しなきゃ、的な?それとも単に久坂という競争相手の出現?台詞は「学びたい!」で良かったのではないかと、思ったりしました。


花燃ゆ、これまでの話を一気に見てきました。その間、新選組!だって最初は牧歌的流れだったから花燃ゆもこれから面白くなる、と思ってました。でも薄々…この脚本家の先生方に人が死にまくる幕末が描けるのかとも思ってきて。三谷さんと比べてごめんなさい。


◎第11話「突然の恋」

新選組!の経験があるから、花燃ゆもこれからもっと面白くなると信じている…(第11話を見て)。いや、三谷さんと一緒にしてはいかんとは分かっているが。どんどん松下村メンが死んでいくダークな後半に期待。



◎第12話「戻れないふたり」

12話。真央ちゃんも東出くんも好きです。祝言も想いを伝えるシーンも、空気読めない高杉も良かったです。でも、高橋英樹の井伊直弼のラスボス感と、伊勢谷松陰の狂気がぜんぶ持ってった。予告で走ってる姿なんか、ちょっとゾッとしたもの。次週に期待!




3/30
◎第13話「コレラと爆弾」

第13話。今回、一気に面白かったなぁ。伊勢谷松陰が走り出すとこなんか特に。少しゾッとした。 時代に向かって狂い、駆け出し始める男たちと、時代に翻弄されて立ち尽くす市井の人という図が、煙を見つめる文のシーンでうまく対比されていたと思う(続)


第13話(続) その大きすぎる混乱が、家族といういちばん身近な関係性の中で行われるから、やけに生々しくて残酷に見えた。文という普通の人がいるから、塾生たちの狂気が際立つのだろうと。 それは置いておいても、風呂沸かしを手伝う高杉が可愛すぎる。


そしてこの日、新宿駅に掲示されていたロングポスターを撮影に…。




4/2
◎第13話「コレラと爆弾」続き

お兄ちゃんが松陰だろうが、普通の女の子である文にとっては世の動きなんて「御公儀がどうとか攘夷がどうとか…」レベルなわけで、お兄ちゃんや塾生だっていずれテロリスト的になる人だなんて思いもしないわけで。(続)


(続)文的には、色々とよく分かってないまま、「当たり前の幸せ」だったはずの塾があれよあれよと激動の中心地になっていく。お兄ちゃんも旦那も、文にとっては「よく分からない」理由で死んでいく…。これはものすごい悲劇で、拒絶感だってあると思う。(続)


続)でも、田舎の普通のティーンがその理由を理解しているとしたら逆に変だし、実際、当時の市井の人の多くは最後まで理解できなかったのでは、と思うのです。このドラマに時代や思想の背景説明が少ないのは、視聴者全員が「文」の視点で幕末を体感できる、っていう新しい技法なのかも?


4/3
「坂の上の雲」で、総理大臣として日清戦争に踏み切るかの決断を迫られた伊藤博文(加藤剛)が、陸奥宗光に「実は陸奥、未だに高杉さんに怒鳴られている夢をよう見る。おかしいだろう」なんてしみじみ笑うシーンがありましてね。当たり前だけど歴史ってひとつながりなんだと再認識しました。


『龍馬伝』と『花燃ゆ』を見て『坂の上の雲』を見ると格別(出来映え云々は置いといて)。伊藤は高杉を、陸奥は龍馬を失い、維新を達成して首相と外相という遠いところまで生きてきた。教科書で読むだけなら歴史上の偉いおじいちゃん、としてしか認識しない人たちの青春時代を見られるのは、良いですな


◎花燃ゆ 第14話「さらば青春」

松陰先生は安政の大獄で、久坂は蛤御門で命を落とすけれど、文ちゃんは未亡人として、その後の高杉晋作〜維新を見届けるのでしょうか。司馬遼太郎の世に棲む日日さえ文庫版なら1巻半くらいで松陰から高杉に主役を移すわけで、親類二人亡き後の展開をこの視点でどう描くのか期待。


◎花燃ゆ 第15話「塾をまもれ!」
(視聴率がついに一桁に落ち込んだと話題の回。そればかりを取り上げられたくないのは確かですなー)

オン花燃ゆ15話。低視聴率ばかりが取り上げられてうーんって感じですが…。現代の基盤になっている明治時代、の礎を作る幕末維新期は、有名人物ばかりだしドラマチックではあるけれど、その思想背景とか政治外交が複雑だから、名前は知ってても何した人よ?ってことが多いと思う(続)


(続)花燃ゆはその点で人物の青春時代を垣間見れるのは楽しい。けれど、なんさま複雑な思想部分や政治色が掘り下げられないから、高校の歴史の教科書を眺め読みしているような感覚になってしまうのです。週一の歴史ドラマなら、当時の思想をしつこいほど丁寧に説いてくれないと入り込めない、と思う。


花燃ゆはせっかく長州という、幕末を学問、知識、政治とかいう側面からじっくりひもとける題材を扱うのだから、「志」って言葉で強引にぼかさずに、その点をしつこく丁寧に描いて欲しい(かった)なあ。それがあればこそ、後の狂気に説得力が出ると思うのです。 



とかなんとかいろいろ言ってますけれど、

がんばれ花燃ゆ!私は応援しているぞ!