◎12/3 マチネ 

4年ぶり、帝国劇場で『モーツァルト!』を。


2010年、私が初めてミュージカルに触れた思い出の作品。
ストレートプレイばかり観ていた私の世界を変えてくれた舞台です。

その、再演を、観た〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
4年前はただただミュージカルに圧倒されたのと、
上京して1年目だったので“帝国劇場”というのにテンションが上がっていたので、
実はあんまり色々覚えておらず。(完全お上りさん)

井上さんの尊さも分かっておらずに!!(ばか!)

初恋の人がアニメ版「るろうに剣心」の剣心だった私は、
ただただヴァルトシュテッテン男爵夫人役の涼風真世に感動していた…。

しかし細かい内容まで深められてはいなかったものの、
こんな世界があるんだ!と、『モーツァルト!』の衝撃は大きくて、
ずっと楽曲を聴いてました。

でもそれ以降どうやってミュージカル界に入っていけば良いか分からなくて、
(そもそもM!も島袋寛子ちゃんファンの子に連れて行ってもらったので、
 私もほとんどコンスタンツェしか観ていなかった)
他にどんな作品があるのか? 世界的に有名なナンバーは? といったことも調べもしませんでした。

あの空白の時間を全力で取り返したい。


しかしその2年後、やって来たのが映画版の『 レ ミ ゼ 』
6回観に行き、アンジョルラス役のアーロン・トヴェイト君の歌声にハマりまして、
同時にM!の体験が蘇ってきて、今度こそめでたくミュージカルファンの道へ…。
M!とレミゼには感謝してもしきれません。
『シカゴ』や『ムーラン・ルージュ』は好きだったけれど、
劇場で別の作品を観ることとは結びついていなかったんです。

ここからは怒濤のミュージカルライフ。
『ライオンキング』『レ・ミゼラブル』『ソングライターズ』
『マンマ・ミーア』『ミス・サイゴン』『レディ・ベス』と少しずつお勉強をし!
途中「glee」も観て…ついに迎えた2014年の『モーツァルト!』。

なんだか勝手に感慨深かったです。
ヒロちゃんと涼風真世しか観ていなかった私が、
今やすっかり井上さんの虜に。
しかも井上さんがヴォルフ卒業ですって!?

前置きが大変長くなりましたが、この回のキャストは
ヴォルフガング:井上芳雄
コンスタンツェ:平野綾
ヴァルトシュテッテン男爵夫人:香寿たつき

でした。
『ミス・サイゴン』を降板されていた市村正親さんも無事復帰なさって嬉しい!

4年前の思い出が色々蘇ってきて、ひとつひとつ確認するようにして観ました。

井上さんの歌声ののびやかなこと、
「なぜ愛せないの」では、観ているこちらまで胸が痛む辛い顔と声で歌うこと、
どのナンバーも耳に残るドラマティックなメロディだったこと、
コロレド大司教の「ここから追い出せ、蹴飛ばしてな!」の言い回しが超印象的だったこと、 
「ここはウィーン」が好きだったこと…
(当時はサリエリが出てることにさえ気付いてなかったし)


ミュージカルファンの先輩方からすれば僅かだったとはいえ、
この4年間のお勉強で、M!ってこんな作品だったのね、と認識できた気がします。笑
やっとスタート地点。

で、幕が降りて即、「よし、もう一回観に来よう」と決意しました。
キャスト違いで2回観たくなるのも、少しはミュージカルファンになった証拠でしょうか?

今回は確認作業のようにして観たので、シーンの細かい感想は次回にいたします。 

いやーとにかく、感慨深かったなあ…。
幕が開いて、「奇跡の子」がバーン!と始まったときの感動ったら。
生のミュージカルでしか味わえない感動ですよね。
好きになって本当に良かった。


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