<旧ブログからの移行記事です>

どうしても、なるだけ大きいスクリーンでもう一度観たい!ということで、
2度目の「レ・ミゼラブル」、観てきました。

で!やはり、スケールの大きい映画は2回観に行くべきである!!

1回目はその迫力と怒濤の展開と、「えっ!全編歌?!」という驚きに圧倒されっぱなしで、
もちろんべっくら感動はしたもののついて行くのに精一杯だった感も否めず……。
なんせ、観終わって一番印象に残っていたのがヒュー・ジャックマンとラッセル・クロウの胸板。

今回は、かなり、かなりじっくり観れました。
最後は思わず拍手してしまいそうになったほど。
映画館を出た瞬間に、サントラを買いにTSUTAYAに駆け込んだほど!!!!

なによ、なによ、めちゃめちゃいいよ!!!!!(悶)

前回泣かなかったところもビッシビシ響いてきてもう……。
ただでさえ花粉症なのにさらに目汁鼻汁でした。

今回は、バリケードの学生たち、中でもアンジョルラスの革命への突っ走りっぷり、
そしてその最期、そこにかなり泣かされました。
最初観たときは「ちょっと顎が」(失礼)という印象だったのに、
今回、彼の熱さにぐいぐい引き込まれてしまい、
観終わった頃にはもう彼が気になって気になって仕方が無くなっちゃいました。
早速Google画像検索先生に「あの彼は誰なんですか!」と突撃。(そして多くの人が途端に気になっている模様)

で、これがその彼。

アーロン・トヴェイト(Aaron Tveit)君という俳優さんだそうです。
なんと舞台版の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」で主演を務めたそう。
れ、レオ様のあの役を……?!
と、まあしかし今回ばかりはレオ様も一旦かすむほどの気になりよう!

恥ずかしながら原作を読んだことの無い無知なわたくしですが、
作中ではなんでも、
 
「死してなお薔薇色の頬」
「外見17歳」
「彼に銃を向けた兵士が“花を撃つ気がする”と思わず銃を一旦下ろす」

ほどの美男子なのだそうで!!!
ミュージカルファンの方々の間でも、非常に愛されキャラのようです。

ああ、もう、そんな絶世の美男子が薄汚れた服に身を包み、
むさ苦しい男子学生の中で熱く革命を語る……
なんて、わたしはこの場で萌え死んでしまいます!

えーーいアンジョルラスのスピンオフはないのか!!


もちろん、やっぱりヒュー・ジャックマンは完全なる当たり役で素晴らしく、
そしてもちろん、ラッセル・クロウの「Stars」は胸がドキドキするぐらいカッコよく、
(わたしは家に帰って速攻でiPhoneの待ち受けを彼に設定し)
自問自答の「Suicide」では、ドキドキしたうえに胸が張り裂けそうで死にそうでした。(私が)

そして今回、学生たちの戦い以外で涙したのは、最後バルジャンを迎えにきたアン・ハサウェイの歌声!
こりゃーね、アカデミー獲りますわね。
本当に、女神様みたいな歌声なんだもの。
マリア様の声は聞いたことありませんが、きっとこんな声なんだろう、って思っちゃうほど、
優しくてやわらかく透き通った歌声。序盤の「夢破れて」とは全く違ってました。

本作は歌が吹き替えではなく、歌も演技も全ていっしょくたに一発撮りという、
役者泣かせの末恐ろしい撮影方法だったそうですが、
確かに、吹き替えだったらアン・ハサウェイの歌声はここまで評価されてなかったかもしれない。
すっごかった。

なぜにアカデミー3部門しか獲れなかったのか謎ですが……。
とにかく、わたしはこれでミュージカルにハマってしまったわけで、
4月からは帝劇に通い詰めるのが目に見えているわけです。よい映画だ。もう一回観たい。


余談ですが、アンジョルラス役のトヴェイト君は実際にはブラウン・ヘアーらしいのですが、
本作での金髪の巻き髪は、ギリシャ彫刻のようでとてもとても素敵。
「トーマの心臓」「11人いる!」しかり、このような金髪くるくるヘアーを見ると、
自分もパーマをかけたい衝動にかられるので困ります。
 
一度やって紛れもなく大泉洋になっちゃった経験があるのを、うっかり忘れてしまいそうです。洋ちゃんも大好きですが。